|
車両用の灯火のはしりは1870年の灯油ランプで、その後1888年にはアセチレンランプが登場。10年後に自動車用ヘッドランプとして採用されます。シビエの創立者であるレオン・シビエ(1873年生まれ)は、1909年にアーク灯を発表し、1913年には世界初の航空機の着陸用ライトを開発。そして1919年自動車用灯器の専門工場、プロジェクチュル・シビエを創立しました。
創立当時は1日に100個生産し、ベルリェ、シトロエン、プジョーといった将来の大手メーカーが顧客でした。以後、自動車用灯器専業メーカーとして今日にいたり、フランス工場では、ルノーの85%、シトロエンの75%、プジョーの60%をシビエのランプが占めています。
若き日のレオン・シビエが自らステアリングを握ってレースに出場したように、モータースポーツへの情熱はピエール・シビエの時代になっても生きています。重要な長距離レースやラリーにはサービスクルーを送り、契約ドライバーの数は1000人。モンテカルロラリーなど。国際レースに持っていくランプは1000個にも及びます。
ル・マン24時間レースにおいて、1926年にフォグランプ、1962年にヨウ素球ランプを登場させているように、単体のボディに2個のヨウ素球を納めたバイオード、フォグ+スポット・ランプのバイオスカー、照射光調節装置、可変方向システムなど、高性能製品はすべて苛酷なコンペティションの洗礼を受けてきたのです。また、「より遠く広い範囲を、より明るくする」というランプの基本性能を高めるために登場したSC・ルマンは、1991年ル・マン24時間レースで優勝したマツダ787Bをはじめ、メルセデス、ジャガー、プジョーなど出走38台中36台のレースカーが装着しました。1997年にはSCルマンに強力な光源を持つ、HIDを採用し。この高度なランプ技術の先進性が勝利と共に実証されています。1999年には世界に先駆けHIDフォグランプ、HIDヘッドランプ、HID
SCオスカーを登場させています。
|